お知らせ

2021年07月30日 お知らせ 当金庫職員による不祥事件について

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各 位

鹿児島信用金庫
理事長 中俣義公

当金庫職員による不祥事件について

 この度、当金庫において下記の不祥事件が発生いたしました。社会的、公共的に大きな役割を担い信用を旨とするべき金融機関として、かかる事態を招いたことについて役職員一同深く反省するとともに、被害に遭われたお客様を始め、日頃から当金庫を信頼し、お取引をいただいているお客様に心からお詫び申し上げます。

1.事件の概要

 当金庫湯之元支店(日置市)に勤務していた営業役席の職員(男性、37歳)が、令和2年1月から3年6月にかけてお客様の預金を解約するなどして着服・流用していたことが、お客様からの「当金庫職員に定期預金の満期後の処理を依頼しており、本日、定期預金証書を受け取りに行きたい。」との申し出により、本年6月30日に発覚いたしました。この職員は、お客様には「今後良い商品が出る予定であり、商品ができ次第手続きをします。」などと虚偽の説明を行い、発覚を遅らせる等しておりました。
 着服累計金額は33顧客、97件、1億5930万円、純着服額(実損金額)は1億984万円でありますが、この金額につきましては当職員やその保証人から返済を受ける方針としています。当職員はお客様からの定期預金や定期積金の満期後処理依頼、融資金への返済依頼、普通預金への現金入金依頼を受けた場合を利用するなどして着服・流用に及んでおりました。
 また、着服のほかにも平成30年6月から31年2月にかけて親族の名義を無断で使用し1000万円の消費者ローンを借りておりました。
 なお、当職員の湯之元支店以前の勤務支店は、武町支店、本店営業部、岡之原支店、指宿支店、湯之元支店であります。

2.被害に遭われたお客様への対応

 被害を受けられたことが判明したお客様に対しては、職員による不正行為の事実をお伝えした上で深くお詫び申し上げるとともに、被害金額については精査のうえ当金庫が弁済を行っております。

3.警察等への通報等

 事件発覚後、速やかに所轄の警察署に相談しております。また、法令に基づく監督官庁への届出も行っております。
 なお、本事案については、告訴をすべく検討してまいります。

4.人事処分

 全体像を調査中であり、調査が長引いていることから、処分までは決めておりません。ただし、事故を起こした職員および関係職員は厳正な処分を行うとともに、役員並びに本部関係職員についても、責任の所在を明確にしたうえで、厳正な処分を行ってまいります。

5.今後の対応について

 当金庫ではコンプライアンスを経営の最重要課題として、法令等遵守態勢の確立に取り組んでおりますが、今回の事件を厳粛に受けとめ、引き続き内部管理態勢の充実・強化に役職員一丸となって取組んでまいります。
 また、本件について、お気づきの点がございましたら、以下までお問合せくださいますようお願いいたします。

本件に関するお問い合わせ先

経営管理部 099-224-8474
総合企画部 099-224-8251
(受付 平日 9:00~17:00)